『AOAO SAPPORO』では、専門家とともに世界にあふれる様々なワンダーを覗くトークイベント「ワンダートーク」（主催：WONDER BOOKS）を2024年11月23日（土）、24日（日）に開催しますので、お知らせします。

　今回のワンダートークは「自然・環境」と「文化」の2つの側面から北海道の象徴・ヒグマや、生物の魅力に思いを巡らせます。

　2024年11月23日（土）は「クマを知る日」として、ヒグマをテーマにしたワンダートークです。
　第1部は知床財団は長年、野生動物の保護や管理に取り組んできた知床財団の山本幸氏が知床国立公園で生息するヒグマの現状やヒグマと人の共存についてお話いただきます。
　第2部は、木彫り熊発祥の地に位置する八雲町木彫り熊資料館の大谷茂之氏が、八雲町の歴史とともに木彫り熊のたのしみ方についてお話いただきます。

　2024年11月24日（日）は遺体科学者の遠藤秀紀先生によるワンダートークです。
AOAO SAPPOROには水槽の隣に関連する本が展示してあり、各観察のテーマごとに生物を選定した「LIBRARY AQUARIUM」という展示ゾーンがあります。”生物の身体に宿る進化の謎を知りたい。”
その思いから、「命がつくるかたち」のワンダーを遠藤先生に伺います。

　また、ワンダートーク開催に合わせて、4F ショップ「ミュージアムマルシェ（WONDER BOOKS）」内では、八雲町木彫り熊資料館協力の「木彫り熊のミニ展示」や、ヒグマにまつわる本を集めたコーナー、遠藤先生の著書を集めたフェアなどの関連企画を展開しています。

11月23日（土）ワンダートーク「クマを知る日」

開催場所：4F 「ミュージアムマルシェ（WONDER BOOKS）」
開催時間：第1部　13:30〜14:30
　　　　　第2部　15:00〜16:00
　　　　　※ いずれも途中参加、退場可能
　　　　　※ 受付・開場は開始10分前を予定しています。
参加料金：500円（税込）
　　　　　※ 入館料不要（WONDER BOOKS内で実施）
　　　　　※ 1枚のチケットで第1部・第2部どちらも参加可能
参加特典：オリジナルペンギンステッカー、AOAO SAPPORO特製しおり　など
参加方法：Peatixよりご予約ください。
　　　　　https://kuma-wonderbooks20241123.peatix.com/
　　　　　

11月24日（日）ワンダートーク「命がつくるかたち」

開催場所：5F「CO-WORKING」
開催時間：15:00〜16:00　※受付・開場は開始10分前を予定しています。
参加料金：500円（税込）※入館料が別途必要
参加特典：オリジナルペンギンステッカー、AOAO SAPPORO特製しおり　など
参加方法：Peatixよりご予約ください。
　　　　　https://ehideki-wonderbooks20241124.peatix.com/

山本 幸氏について

公益財団法人 知床財団 事業部長。1978年福岡県生まれ、神奈川県横浜育ち。日本大学生物資源科学部動物資源科学科卒業。大学時代のサークルで初めて知床、羅臼町を訪れ、以来羅臼に度々通うようになる。卒業後は、東京の印刷会社で営業勤務を経たのち、退職して再び知床へ。2010年から知床財団で働き始め、環境教育などの普及事業、公園管理、収益事業などを主な業務として担当してきた。好きな動物はヒグマ…、よりも鳥類が好き。好きなことはその土地の美味しい食べ物と飲み物と、人々に出会うこと。

大谷 茂之氏について

八雲町郷土資料館・木彫り熊資料館 学芸員。1985年愛知県生まれ。名古屋大学大学院博士課程前期課程で北海道の縄文時代貝塚について研究し、2012年より現職。専門の動物考古学はそこそこに、平成26年に開館した木彫り熊資料館の展示を担当するなど、木彫り熊の調査研究と魅力の発信を軸に、八雲町の化石から人々の歴史まで幅広く学芸員として対応している。著書に「木彫りとなったヒグマ」『ヒグマ学への招待』（北大出版会）、「八雲における木彫り熊の歴史」『熊彫』（凹プレス＋エルビスプレス）など。

遠藤秀紀氏について

東京大学総合研究博物館教授。ミステリー作家。1965年東京都生まれ。国立科学博物館研究官、京都大学霊長類研究所教授を経て、2008年より現職。大量の動物を解剖することで進化の歴史を明らかにし、生命観の革新を提唱する。著書に、「人体　失敗の進化史」（光文社）、「見つけるぞ、動物の体の秘密」（くもん出版）、「ニワトリ　愛を独り占めにした鳥」（光文社）、「ウシの動物学」（東京大学出版会）、「有袋類学」（東京大学出版会）など。小説推理新人賞受賞。2023年、「人探し」（双葉社）を刊行し、ミステリー作家デビュー。

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